英語

英語学習はウェルネスの強力なツールだ!

目指すレベルにもよりますが、英語の習得には時間がかかります。気分が乗らなくても、毎日学習を継続し、長い時間をそれにつぎ込む必要があります。英語を習得したい理由は人それぞれですが、今回は英語学習がウェルネスの強力なツールであることを確認してみましょう。英語を学習・習得することで得られるメリットを知ることで、日々の学習を継続しやすくなるのではないでしょうか。

集中力・勉強効率の向上

ワーキングメモリは、一時的に情報を記憶・処理する脳の機能で、集中力と密接に関係しています。そして、異なる言語でものを考えることで、ワーキングメモリが鍛えられる可能性があります。単言語・バイリンガルの子どもにおけるワーキングメモリの発達を調べた研究によると、2か国語を話す環境で育った子どもは、1か国語で育った場合よりもワーキングメモリの能力が高い傾向があったとのこと。大人になってからも、複数の言語を話すことでワーキングメモリが発達するかは不明ですが、脳のトレーニングにはなりそうですね。

世界の見え方が変わる

「ある言語では表現できるが、ある言語では表現できないもの」や「ある言語では区別するが、ある言語では区別しないもの」があります。日本語の「青」に着目し、バイリンガルの色に対する認知のされ方について調べた研究では、日本語の「水色/青」に相当する英語として、「light blue/blue」が挙げられますが、英語では日本語ほど明確に区別されておらず、このことが原因で青色の知覚に違いが出ることを示唆されています。他にも、英語の「know(知識として知っている)」「find out(知っていなかったことを知る)」「realize(突然気づく)」は、日本語だと「知る」という一つの表現でまとめられがちだったり、「右」や「左」に相当する単語を持たない言語さえあったりします。これらを踏まえると、使う言語によって世界観が大きく異なることが想像できます。英語学習をして新しい世界を見てみましょう!

認知症が予防できる

外国語学習後の言語関連脳領域の成長を調べた研究によると、複数の言語を使う人は、一つの言語しか使わない人に比べて、脳において記憶を司るエリアである海馬が発達していたそう。そして、海馬が発達することで、ストレス耐性の向上や認知症予防が期待できます。英語学習をすることで、頭脳明晰おじいさん・おばあさんになれるかも。

メンタルヘルスの向上

新しいことを学ぶことは達成感を生み、自己効力感を高めます。また、学習を進め、英語力の向上を実感することができれば、自分が成長・前進していると感じられ、ポジティブな気持ちを維持しやすくなるでしょう。

情報にアクセスしやすくなる

健康やトレーニングに関するものを含め、最新の論文や研究は英語で発表されることが多いです。また、英語を使うことができれば、海外の専門家の発信(YouTube、ブログ、ポッドキャスト)も直接理解することができます。さらに、これらを使うことで、英語と同時に健康やトレーニングなどの学習もすることができて効率的ですね。

まとめ

日本語でするのと同じくらい、英語で自由に会話したり読み書きしたりすることができたら楽しいだろうなと、想像したことのある人は少なくないと思います。ですが、僕を含め、一般的な日本人がそんなレベルの英語を習得するには、主体的に日々の学習を継続し、多くの時間を注ぎ込む必要があります。
そこで、今回は英語を学習・習得することで得られるメリットを見てみました。少しでも、あなたが英語学習を継続する助けになれば幸いです。