ワイン

ワインの知識を深める旅へ!ワインエキスパート資格取得がおすすめな3つの理由

「ワインを本格的に勉強してみたいけど、何から始めればいいかわからない…」そう思っている方も多いのではないでしょうか。

ワインの世界は奥深く、ブドウの品種から産地、歴史、醸造法まで、知れば知るほど面白さが増していきます。そんなワイン学習の取っ掛かりとして、僕が強くお勧めするのが「J.S.A.ワインエキスパート呼称認資格」の取得を目指すことです。

かく言う僕も駆け出しのワインファンで、先日、このワインエキスパートの一次試験に無事合格することができました。勉強法についてはこちらの記事に詳しく書いたので、ぜひご覧ください。

今回は、自身の経験も踏まえながら、ワインを勉強するメリットと、取っ掛かりとして資格取得をおすすめする理由についてお話ししたいと思います。

ワインを勉強する3つの目的とメリット

なぜ僕たちはワインを勉強するのでしょうか?それは単に銘柄を覚えるためだけではありません。

1.ワインを通して世界の文化や歴史に触れる

ワインは、紀元前6000年頃に現在のジョージアで誕生し、古代ギリシャ、ローマ帝国を経て世界中に広まりました。キリスト教の儀式に用いられ、大航海時代には船の必需品として世界を巡りました。

ブドウ畑の土地は、その国の気候や土壌、人々の営みを反映しています。ワインを学ぶことは、世界の地理、歴史、文化を学ぶことそのものなのです。グラスを傾けるたびに、遠い国の物語に想いを馳せることができるようになります。

2.趣味としてワインをより楽しめるようになる

ただ美味しいと飲むだけだったワインが、知識を得ることで一気に奥深い趣味に変わります。

  • 「このカベルネ・ソーヴィニヨンは、なぜこんなに渋みがしっかりしているんだろう?」
  • 「このシャルドネのバターのような香りは、樽熟成によるものかな?」
  • 「このワインには、どんな料理が合うだろう?」

といったように、グラスの中の液体からさまざまな情報を読み取れるようになります。レストランやワインショップでソムリエと会話を楽しむこともでき、ワインライフが格段に豊かになります。

3.ワインを通して人とのつながりをつくる

ワインは、人と人をつなぐ素晴らしいツールです。ワイン会に参加したり、共通の趣味を持つ友人と集まったりする機会が増えます。

ワインショップの店員さんやソムリエとの会話も弾み、新しい発見や出会いが生まれることも。ワインの知識を深めていくプロセスそのものが、かけがえのない人間関係を築くきっかけとなるでしょう。

ワインを学ぶ理由について詳しくはこちらの記事をどうぞ!

なぜワインエキスパート取得がおすすめなの?

ワイン学習の第一歩として、ワインエキスパートの取得をおすすめする理由を3つご紹介します。

1.ワインについて幅広く体系的に学べる

独学でワインを勉強する場合、何から手をつけていいか迷ってしまいがちです。しかし、ワインエキスパート試験には、日本ソムリエ協会が発行する公式教本があり、これが素晴らしい羅針盤となります。

この教本に沿って学習を進めることで、世界各国の主要なブドウ品種、産地、歴史、醸造法などを網羅的に、かつ体系的に学ぶことができます。知識に偏りがなくなり、ワインの全体像をスムーズに把握できるのです。

2.資格取得を目指すことで学習に身が入る

明確な目標がないと、日々の勉強はなかなか続きません。試験というゴールを設定することで、学習のモチベーションを高く維持することができます。

「合格」という明確な目標があるからこそ、「今日はここまで進めよう」「この分野はもう一度復習しよう」と、計画的に学習を進めることができるのです。

3.知識やテイスティング能力の証明になる

ワインエキスパートは、日本ソムリエ協会(J.S.A.)が認定する呼称認定資格です。この資格を持つことで、ある程度のワインに関する知識とテイスティング能力を客観的に証明できます。

ソムリエ資格と異なり、実務経験がなくても受験できるため、趣味でワインを探究したい一般の方に最適な資格です。

ワインエキスパートってどんな資格?

J.S.A. ワインエキスパートは、一般社団法人日本ソムリエ協会(J.S.A.)が認定するプロフェッショナルな資格です。ソムリエ資格は飲食店での実務経験が必須ですが、ワインエキスパートは20歳以上であれば誰でも受験できます。

試験は一次試験(筆記試験・CBT形式)、二次試験(テイスティング)で構成されています。CBTとは、試験会場に行ってパソコンを操作して回答するテスト形式で、受験者によって出される問題が異なります。

費用項目金額備考
受験料23,700~37,800円・会員/一般、1回/2回受験で変動
・教本代を含む。
認定料20,950円・合格後の一律費用
教材費0円~・教本代は受験料に含まれる
・僕の場合は一次試験までで1万円弱でした

受験料について、27歳以下の方は、入会金と初年度の会費が無料なので、入会金や会費を支払うことなく、会員価格で受験することができます。

教材費は人によるところですが、一次試験の問題は全て教本から出題されるので、教本だけで乗り切るのも理論的には可能です。が、試験合格を目標とする場合、大半の人にとって良い選択にはならないと思います。二次試験対策が終わり次第、かかった費用について追記したいと思います。僕自身が一次試験合格のために使用した教材や勉強法についてはこちらの記事をご覧ください。

その他詳細は日本ソムリエ協会のホームページをご確認ください。

始まったばかりの旅

ワインエキスパートの資格取得はゴールではなく、ワインという奥深い世界への入り口に過ぎません。

僕自身、ワインエキスパートの試験勉強を通じて、世界の歴史や文化、そして人々の営みに対する興味・理解が深まり、日々のワイン選びや食事が、以前にも増して楽しいものになりました。この旅路は、一度踏み出せば、その魅力に終わりはありません。ぜひ、あなたもこの素晴らしい旅に一歩踏み出し、文化、歴史、そして新たな人との出会いに満ちた人生を、グラスを片手に謳歌してください。